韓国芸能界で何かとトラブルの多い契約更新。この記事では、BTSが契約更新で揉めたという噂や契約期間について紹介していきます。
先日大人気ガールズグループのTWICEが再契約をしたことで、再びk-popアイドルの契約更新が注目されました。
BTSも過去に契約更新をしており、そのときに事務所と揉めたという噂が出回っています。
しかし、BTSは一人も欠けることなくメンバー全員で、現在もHYBE(当時のBIGHIT)に所属しています。
この噂の真相や出回ったきっかけはなんだったのでしょうか。
BTSが再契約したのはいつ?
BTSが契約更新した時期
BTSは2018年10月18日にBIGHIT(現在のHYBE)と再契約したことを発表しました。
メンバーは「デビュー当時から現在までのビジョンを提示してくれたパン・シヒョク代表を尊敬している。これまで支援してくれた事務所とARMYのために最善を尽くす」とコメントしています。
2018年といえば国連総会への出席、花冠文化勲章やアメリカンミュージックアワードでの受賞など、BTSが世界的な活躍を広げる一年となりました。
BTSは異例の契約更新だった!
ARMYの中には先ほどのBTSの契約更新日を聞いて、疑問を抱いた方もいるのではないでしょうか。
それもそのはず、BTSのデビュー日は2013年6月12日で、契約期間を1年以上残しての異例の契約更新だったのです。
韓国では芸能事務所とアイドルの契約年数は最長7年間と決まっています。
そのため契約期限のデビュー7年目間近に契約更新をするアイドルがほとんどです。
しかし、弱小事務所と呼ばれていたBIGHITはBTSのおかげで成功を果たし、2018年は上場準備を行っている最中でした。
BTSが再契約を行わないとBIGHITの売上は落ち、上場準備も水の泡になってしまいます。
そのため状況をかんがみて今後の事務所とBTSの成長のためにも、異例の早急な決定を下したようです。
BTSが契約更新で揉めたという噂の真相
噂の発端
2019年12月韓国の報道番組「ニュースルーム」が、BTSがBIGHITと収益配分を巡って対立していると報道しました。
この騒動の発端はBTSがソウルにある大手法律事務所と接触したことです。
異例の早さでの契約更新だったこともあり、十分な話し合いが行われず収益配分で揉め、BTSがBIGHIT相手に訴訟を起こそうとしていると話題になったのです。
事務所側のコメント
法律事務所には守秘義務があるため、テレビ局からの質問には答えられないと回答していますが、BIGHIT側は報道の翌日に事実無根であると否定文を出しています。
否定文の中には、BTSが専属契約している映像コンテンツに関して、BTSの両親が大手法律事務所に依頼ではなく、相談をしたという内容も記載されていました。
BIGHITはBTSやその両親に、財務や法律などは外部の会計士や弁護士に積極的に相談するようにと勧告しており、お互いの信頼関係のためにも外部の意見を取り入れることは当然だという姿勢を見せています。
契約更新に関しても長きにわたって話し合いを重ねており、お互い納得の上で再契約を行ったと話しました。
これらのことから、BTSがBIGHITに訴訟をする理由はなく、お互い公平な立場で強い信頼関係に結ばれているということがわかります。
BTSは解散するかもしれなかった!?
契約更新を終えた直後の2018年末、BTSは香港でMAMAに出演。「Album of the year(今年のアルバム賞)」や「Airtist of the year(今年の歌手賞)」を受賞しました。
その際に最年長メンバーであるジンが解散を考えた時期があったとスピーチしています。
ジンのスピーチの内容
ジンのスピーチの内容は以下の通りです。
今年の初め頃、僕らは精神的にとても辛いと感じていました。メンバーとも話し合いをしたし、解散するかしないかで悩んでいた時期もありました。でも、改めて心を奮い立たせたことでこのような良い結果を出すことができて、本当に良かったです。一緒に頑張ってくれたメンバーにすごく感謝している。いつも愛してくれるメンバーや、いつも愛してくれるARMYに本当にありがとうと伝えたいです。
メンバーたちの中で一番最後にスピーチを行ったジン。
それぞれのこれまでの努力や感謝の気持ちが伝えられた後のジンのこのスピーチは、会場もメンバーも感極まるものがありました。
解散というワードを聞いた瞬間に泣き崩れたテテや、誰が促さずとも全員が引き込まれるように組んだ円陣に、BTSの絆の強さや一緒に乗り越えてきた苦悩が伝わります。
メンバーたちが抱えてきた苦悩
ジンが語っていた2018年の初めというのは、BTSが虚無感やプレッシャーを感じやすい時期でした。
2017年は大規模なワールドツアーやビルボードの授賞式、アメリカンミュージックアワードなど世界的な注目を集め、喜ばしい反面、想像もしていなかったような出来事がたくさんあったのです。
ジェイホープがMAMAのスピーチで、「常に失敗のない完璧で最高な姿を見てもらいたいと思いながらステージに上がっている」と話しています。
完璧主義でストイックな彼らだからこそ、つい自分を追い込んでしまうのでしょう。
また、アールエムやシュガも「アメリカンミュージックアワード後はあまりにも大きなものを成し遂げたことで、虚無感や今後に対する恐怖を感じてしまった」と話しており、そのようなことが積み重なった2018年初めは強いストレスを抱えていたことが考えられます。
そのような精神状況と契約更新まで残り2年程だったことを考えると、解散を考えたというのもおかしくありません。
それでもBTSのメンバーたちが、前向きに自分を奮い立たせてくれたこと、頑張ってよかったと思ってくれたことはファンとしても、とても嬉しいことですよね!
BTSの契約年数は何年?
契約更新を行った2018年は、契約満了年である2020年から7年後の2027年までの契約であると報道されていました。
しかし、2020年にBIGHITが上場した際に開示した資料で、BTSとBIGHITは2024年末までの契約であることが判明しました。
これは2018年の契約更新時に2020年までの7年契約が終了し、2018年から新たに7年契約を結んだことで、2018年から7年後である2024年末とされているようです。
再契約の可能性はあるのか
BTSの再契約に関して最も懸念されている問題は、メンバーの兵役です。
ジンの兵役期限が今年中なため、同伴入隊をおこなえば2024年末までにメンバー全員の兵役を終えることができます。
しかし、同伴入隊ではなくバラバラの入隊となった場合は、完全体でのグループ活動は厳しくなってしまいます。
事務所とBTSの関係性を考えると充分契約更新をする可能性はありますが、兵役などによりグループ活動が少なくなっていくと、メンバー全員が再契約というわけにもいかないかもしれません。
まとめ:7年目のジンクスを破ったBTSはすごい!
今回はBTSが契約更新で揉めたという噂の真相や、契約期間について紹介しました。
2024年の再契約の可能性についても触れましたが、そもそもメンバー全員が契約更新を行うこと自体がとてもレアケースなのです!
契約満了時に解散や脱退するアイドルグループが多いことから「7年目のジンクス」と呼ばれてるほど、ほとんどのグループが解散する7年目。
これを早い段階でARMYを不安にさせることなく、メンバー全員が契約更新をしたBTSと事務所はとても強い信頼関係にあることがわかります。
これからもそんなBTSとHYBEを応援していきたいですよね!
最後まで読んでいただきありがとうございました!
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