さまざまな音楽シーンで新たな記録を打ち出し、過去の記録を塗り変えてきたBTSは、メンバーたちがほとんどの楽曲の作詞作曲に携わっていることで知られています。
全ての曲にコンセプトやストーリーがあり、メンバーの想いや考えを込めて作っているからこそ、世界中の人々を魅了する曲が誕生し続けていると言えますよね。
今回は、メンバーが作詞作曲に携わっている曲を紹介しながら、BTSの曲やメンバーの魅力やその才能に迫っていきたいと思います。
BTSメンバーが作詞作曲した曲とは
今回は韓国アイドルの人気の指標とされている、音楽番組で好成績を残したタイトル曲から、メンバーが作詞作曲に携わっている曲を、5曲紹介していきます。
I NEED U (5冠)
2013年のデビューから約1年11ヶ月後の2015年5月、初の1位を獲ったミニアルバム『花様年華 pt.1』のリード曲です。
BTSの人気のきっかけの曲とも言われています。
Blood Sweat&Tears(血汗涙) (6冠)
2016年にリリースされたフルアルバム『WINGS』のリード曲です。
アメリカのアルバムチャート「ビルボード200」でK-POPアーティスト最高順位、26位(2016年当時)の記録を獲得しました。
DNA (10冠)
2017年に発売されたミニアルバム『LOVE YOURSELF 承 ’Her’』のリード曲。
ビルボードHOT100にもランクインし、アメリカでの人気を確立するきっかけの一曲となりました。
アルバム自体もビルボード200に同時ランクインを成し遂げ、K-POP界での初記録として残っています。
FAKE LOVE (12冠)
2018年にリリースされたアルバム『LOVE YOURSELF 轉 ‘Tear’』のリード曲です。
ビルボード200でアジア圏のアーティストで初めての1位を獲得を獲得し話題になりました。
Boy With Luv (21冠)
2019年に発売されたアルバム『MAP OF THE SOUL:PERSONA』のリード曲。
アメリカの女性シンガー、Halsey(ホールジー)とのコラボ楽曲です。当時のBTSのリリース曲で、韓国音楽番組最多1位の記録を獲得し話題になりました。
さらに、3つのギネス世界記録「24時間で最も視聴されたYouTubeビデオ」「24時間で最も視聴されたYouTubeミュージック・ビデオ」「24時間で最も視聴されたK-POPグループによるYouTubeミュージック・ビデオ」を達成したことで、2020年版のギネス世界記録に掲載されています。
記録は7460万回再生で、世界に人気を証明した1曲となりました。
主に作詞作曲に携わっているメンバーは?
前述した5曲はBTSのラップラインと言われる、RM、SUGA、J-HOPEの3名が作詞作曲に参加しています。
RM (アールエム)
アールエムは、BTSの中でもデビュー当時から一番多くの制作に携わっています。
前述した5曲、I NEED U、Blood Sweat&Tears、DNA、FAKE LOVE、Boy With Luvは全て作詞作曲を担当しています。
最近は読書・美術館巡りを趣味としており、日常的にたくさんの本や芸術作品に触れている為、優れた感性を持っています。その才能はメンバーから一目置かれており、ジミンやジョングクも作詞の相談をすることがあるようです。
BTSと同じ事務所の後輩TOMORROW X TOGETHER(トゥモローバイトゥギャザー)の作詞にも参加しています。
SUGA (シュガ)
シュガは、前述した曲のうちFAKE LOVE以外の4曲の作詞作曲を担当しています。
アールエムに次ぐBTS内の楽曲クリエイターとして知られており、オフの間やワールドツアー中のホテルでの時間など、他のメンバーが休む時間にも制作を行うといったストイックさを持っています。
また、かなり本格的な機材を揃えた作業部屋が事務所にあることでも知られています。
過去にBTSが出演した、休息・ヒーリングを目的としたコンテンツ「In the soop(インザスープ)」の中でも、時間さえあれば楽器に向き合い、曲作りに打ち込んでいる様子が見られました。
ピアノ・ギターを得意としており、楽曲のストックは常に準備しているともいわれています。
J-HOPE(ジェイホープ)
ジェイホープは、前述した曲のうちI NEED U、Blood Sweat&Tears、Boy With Luv 3曲の作詞作曲をしています。
BTSの中でダンスリーダーと言われており、ダンススキルがかなり高いメンバーとして知られていますが、アールエム・シュガに次いでリード曲のラップパートの作詞作曲を担当しています。
メンバー全員に作詞作曲した曲が存在する
ラップラインの3名以外のメンバー、ボーカルラインのジン、ジミン、テテ、ジョングクの4名も、各自のソロ曲やアルバム曲などの作詞作曲に携わっています。
その中の曲の一部を紹介します。
JIN(ジン)
Moon
アルバム『MAP OF THE SOUL : 7』に初めて収録された、ジンのソロ曲です。ジンはもちろん、アールエムも作詞作曲に参加しています。
이밤(この夜)
2019年デビュー6周年を祝う「BTS FESTA(フェスタ)」のイベント内で発表されたジンのソロ曲です。ジンの初めての自作曲として、ファンからは称賛のコメントが相次ぎました。
JIMIN(ジミン)
Lie
アルバム『WINGS』に収録されたジミンのソロ曲です。2022年10月時点で、スポティファイのストリーミング1億9000万回再生されており、2nⅾフルアルバム「WINGS」に収録されたソロ曲の中で最も多く再生されているソロ曲です。
友達(Friends)
アルバム『MAP OF THE SOUL : 7』に初めて収録された、メンバーのテテとのユニット曲です。
作詞作曲にジミンが参加しており、テテとの二人のエピソードが盛り込まれた歌詞が人気の理由の一つとなっています。
V(テテ)
Stigma(スティグマ)
アルバム『WINGS』に収録されたテテのソロ曲です。作詞作曲に携わったことから、テテの意見がたくさん楽曲に反映されているそうで、歌詞は「過去に大変だった時期を表現している」と本人がコメントしています。
Sweet night
テテとプライベートで親交がある、パク・ソジュンが主役を務めたドラマ”梨泰院クラス”のOST曲です。サウンドトラックにも収録されています。
JUNG KOOK(ジョングク)
MAGIC SHOP
アルバム『LOVE YOURSELF 轉 ‘Tear’』に初めて収録された曲で、BTSのファンソングとして有名です。
歌詞には、ジェイホープのコメントや、シュガのソロ曲の歌詞、アールエムのライブコメントなどが引用されており、ファンに寄り添った一曲として人気があります。
My You
2022年デビュー9周年を祝う「BTS FESTA(フェスタ)」のイベント内で発表されたジョングクのソロ曲です。
ファンから歌詞の一部を募って制作した、「ファンのための曲」と本人がコメントしています。
有名アーティストの曲を作詞作曲するSUGAの実力
IU(アイユ)とのコラボ
韓国で「国民の妹」との呼び名がある歌姫”アイユ”と、シュガのコラボは、韓国でかなり注目を浴びました。
アイユとシュガは二人とも作詞作曲に参加し、同い年の二人で”28歳”を表現する曲を制作しました。
二人は音楽的に共感できる部分があったようで、両者の所属事務所も「同年代のミュージシャンが共感し、意見を出し合って相乗効果を発揮しながら曲にそれを溶け込ませていった」と説明するほど、出来上がった曲は秀逸と称され、かなり話題になりました。
きっかけは、アイユ側からのオファーであり、シュガも普段作曲をこなすアイユのスタイルを尊重した上で、コラボレーションが成立したそうです。
Halsey(ホールジー)とのコラボ
ホールジーはBTSのアルバム『MAP OF THE SOUL:PERSONA』のタイトル曲Boy With Luv に参加したことで、メンバー全員との親交があります。
中でもシュガの作詞作曲能力に一目を置いているようで、ホールジー側からシュガ個人にオファーがありました。
コラボ曲は、シュガも作詞作曲に加わり、ホールジーのアルバム『Manic (Explicit) 』に収録されました。”SUGA’s Interlude”という、曲のタイトルにシュガ本人の名前が入っており、発表当時はファンの間で話題になりました。
まとめ:BTSのメンバーは全員作詞作曲ができる
いかがでしたか?
今回は、メンバーが作詞作曲に携わっているBTSの曲や、メンバーたちの才能に迫っていきました。
メンバー全員が歌やダンスなどのパフォーマンスの才能があることはもちろん、作詞作曲のスキルにも長けていることがわかります。今後もBTSの曲や、活動に目が離せませんね。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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