先日、BTSのリーダーRMの個人情報が不正取得されていたという衝撃の事実が明らかになりました。
今回は、事件の詳細や現在非難殺到中の職員の処分について紹介していきます。
韓国鉄道公社社員がRMの個人情報を不正取得
3月1日、韓国鉄道公社社員がRMの個人情報に無断で複数回に及ぶ不正アクセスをしたと韓国メディアが報じました。
職員は顧客の個人情報を閲覧できるIT部に所属しており、その個人情報は乗車券の詳細以外に住所や電話番号も含まれています。
韓国鉄道公社は通称KORAIL(コレイル)とも呼ばれており、KTX(韓国高速鉄道)などの一般路線や広域電鉄を運営している韓国の国鉄です。
乗車券はオンラインで購入することができ、今回閲覧されたのも乗車券予約時に登録した電話番号やメールアドレス、指定した座席と考えられています。
好奇心からやった
事件が発覚に至ったのは「ある職員が有名芸能人の個人情報を無断照会している」という内部告発があったためです。
当該職員は「RMの座席を調べて直接見に行った」「友達が近くの座席を予約できるよう、RMの乗車券情報を教えてあげた」などと普段から同僚に話していたようです。
RMの個人情報への不正アクセスは過去3年間にわたり18回おこなわれており、職員は「RMのファンで個人的な好奇心だった。反省している」と釈明しています。
この釈明に対し、ARMYからは「呆れる」「やってることサセンと同じ」など怒りの声が寄せられています。
RMの反応
この報道を受けたRMは、3月2日に自身のインスタグラムのストーリーズにて、事件のニュース画面を投稿。
「^^;;」という顔文字を添えて不快感をあらわにしました。
RMは昨年末にプライベートで華厳寺を訪れた際にも、華厳寺関係者によって住職との個人的な会話を無断でメディアに公開されており「良い時間を過ごせたと思っていたのに記事にするなんて」「次は静かに他のお寺に行きます」と投稿しています。
BTSのメンバーはこれまでにもサセンによるプライバシーの侵害はありましたが、社会的に信用されている会社や寺院によってこのような被害が発生する事態に、ARMYだけでなくRM自身も当惑していることでしょう。
職員の処分に非難殺到
内部監査を終えた韓国鉄道公社は「職員が個人情報に無断アクセスしていた事実は確認できたが、外部に漏洩させた事実は確認できていない」と主張しており、当該職員に3ヶ月の停職処分と職位解除を言い渡しました。
韓国鉄道公社は事件発生後、個人情報閲覧のためには閲覧理由の入力を必須とし、ポップアップによる警告も実施。
異常行為が発生した場合にリアルタイムで監視する管理システムも今年末までには導入し、個人情報保護に努めると発表しています。
SNSでは「停職どころか逮捕されるべき」「納得がいかない」「ありえない」など、職員の処分に対する非難の声が殺到しています。
そもそも友人に座席情報を教えている時点で外部への漏洩になるのでは…?
日本でも同じような事例が
今回の韓国鉄道公社職員が停職処分で済んだことについて韓国の法律を責める意見も多く見られますが、実は日本の事例でも同じような対応がとられています。
2014年に市役所職員が住基ネットでタレントの個人情報を興味本位に不正閲覧した事例では、当該職員に住基ネットを閲覧できないよう制限をかけ別の部署へ異動させました。
また、2015年に銀行員が俳優の運転免許証を無断でコピーしたり、アイドルの来店情報をTwitterで発信した事例では、処分内容を公表することもなく「厳正に対処する」という説明で幕を閉じました。
ファンからするととても心苦しい事件ではありますが、私たちが思っている以上にプライバシー侵害は軽い処分で済まされているようです。
個人情報流出の被害にあったのはRM以外にも
このように個人情報が悪用されたK-POPアイドルはRMだけではありません。
ここからは個人情報が出回ってしまったアイドルたちの被害内容を紹介していきます。
テテ
とあるYoutuberのチャンネルコミュニティにて、テテのものと思われるパスポートのコピー写真が投稿されました。
テテの写真と一緒に、本名や住民登録番号、パスポート番号などの個人情報が記載されており、ARMYの抗議・通報によって公開から2時間後に写真は削除されました。
その後の調べで発行日や期間満了日が違うことから偽造されたものだったのではないかと言われていますが、この件の3カ月前にはTWICEのダヒョンが、2か月前にはEXOのチャンヨルとセフンが空港職員によってパスポートの写真が流出させられていたので、相次ぐ個人情報漏洩に多くの心配の声が寄せられました。
MAMAMOO
MAMAMOOは当時住んでいた宿舎の場所が特定されてしまいました。
宿舎の隣の家には複数人のサセンが住み込み、住居侵入などの迷惑行為が繰り返し行われていたようです。
MAMAMOOの所属事務所は、このようなサセンをペンカフェや公開収録に永遠に参加できないようブラックリストに追加し、MAMAMOOを守りました。
TWICE チェヨン
メンバーたちと車内でVLIVE配信をしていたTWICEのチェヨン。
そのときチェヨンのスマホに発信者情報のない電話番号から着信がかかってきました。
この着信に他のメンバーたちも「電話しないでください」「こういうことはしないで」「私たちの電話番号がバレているのは知ってるけど、使わないでください」と話し、チェヨンは「何人かが私の番号を知っているみたい。メールも来ます」とサセン被害に合っていることを明かしました。
チェヨンはこの配信の1年ほど前に、サセンによってSNS上で電話番号を流出させられています。
ライブ配信中の着信はアイドルの電話番号を確認するためによく用いられる手法で、チェヨン以外にもグクやSEVENTEENのホシ、REDVELVETのジョイなど沢山のアイドルが被害に合っています。
EXO
サセンが多いことで有名なEXOは、作業室やホテル、姉の結婚式にサセンが押しかけてきたり、トイレの使用中に写真を撮られるなど様々な被害に合っています。
メンバーのベッキョンは、Twitterで自分たちの個人情報を販売するアカウントを見つけ「他人の情報をそんな風に売ってもいいのか」とメッセージを送信し、このアカウントを削除させました。
芸能人の個人情報が売買されているという日本では都市伝説のような話ですが、韓国ではアイドルの個人情報が1件につきおよそ7000ウォン(700円)で取引されているそう。
ベッキョンだけでなくBTOBのソンジェも、自分たちのグループの個人情報を販売するアカウントに苦言を示しており、多くのアイドルの情報が実際に取引されているようです。
まとめ:事務所の今後の対応に期待
いかがでしたか?
今回はRMの個人情報が不正アクセスされていたという事件の詳細や、個人情報漏洩の被害に悩むK-POPアイドルについて紹介しました。
ファンが知るべき情報は本人たちが発信してくれる情報だけであって、一線を越えて手に入れられる情報ではありません。
私達に休日があるように、アイドルにもアイドルとしてではなく一人の人間として過ごす時間があります。
RMをはじめとするBTSのメンバーが安心して日々を過ごせるように、事務所が対応してくれることを願うばかりです。
最後まで読んでいただきありがとうございました!
コメント