TWICEから1人目のソロデビューを果たしたナヨン。2022年6月24日に発売された「I’M NAYEON」はナヨンらしさ全快なトラックで構成されていて、ONCEからも既に人気の高いアルバムとなっていますよね!
約2週間行われた音楽番組でのソロデビュー活動も毎回違った衣装と完成度の高いパフォーマンスで私たちを楽しませてくれました。その活動の中で実は他のグループのファンとの間で小さないざこざが起こってしまっていたことをご存知でしょうか?
今回はそのいざこざについてご紹介していきたいと思います!
ナヨンがケプラー負けたのはミュージックバンク
その事件が起こったのは活動も2週目に入った7月3日のミュージックバンクでした。この日の1位候補はナヨンと6月20日にカムバックを果たしたKep1er。
どちらも今回の活動の中で1位をまだ獲得していない状況だったため、お互いのファン達も初1位を受賞することができるかかなり気合が入っていました。
韓国音楽番組の1位のシステム
韓国の音楽番組における1位のシステムについて詳しく知らない方々もいらっしゃると思いますので、ここで少し解説していきます!
全ての番組で共通していることもあれば、番組ごとに異なる採点基準や形式を取っている場合もあるため、今回はミュージックバンクのシステムを中心に説明したいと思います。
ミュージックバンクで使われているKチャートの集計方式
- 各音楽サイトで配信・販売されているデジタル音源が60%
- ミュージックバンクを放送しているKBSでニュース番組を除外した他の番組で対象となっている曲がBGMやエンディング曲として使われたり、ミュージックビデオが流されたりなど、KBSで1位候補曲が放送された回数を点数として評価する放送回数が20%
- そのほかに視聴者選好度10%
- アルバム点数・ソーシャルメディア点数がそれぞれ5%
その日の1位候補は番組の最初に公開され、番組の後半でパフォーマンスを行い、エンディング部分で各点数が発表され、1位が決まるという流れになっています。
今回ナヨンとKep1erのファンの間であったいざこざの原因が、まさにこの1位についてでした。それぞれの点数をあげてみると、
Kep1erの点数
- デジタル音源点数が17点
- 放送回数が6000点
- 視聴者選好度が0点
- アルバム点数が1220点
- ソーシャルメディア点数が31点
ナヨンの点数
- デジタル音源点数が341点
- 放送回数点数が4500点
- 視聴者選好度が0点
- アルバム点数が1865点
- ソーシャルメディア点数が1点
一見するとこの点数が本当に合っていて、今回はKep1erの結果が強かったと見ることができますが、韓国の音源チャートの順位やミュージックビデオの再生回数、ミュージックバンクが1位の採点基準の項目として使っている放送回数についてファンの間で議論されているんです。
放送回数点数がおかしい
この放送回数については他のグループでも「公正さに欠ける」、「放送回数が占める割合と点数が高すぎる」と問題になったことがありました。
この放送回数に関して言ってしまえば、ミュージックバンクを制作しているKBSが1位にしたい歌手の曲を他の番組やラジオで流してしまえば、その歌手がもらえる放送回数点数は自然と上がります。
今回Kep1erの放送回数点数は6000点、ナヨンは4500点。
お互いがどれくらいKBS関連の番組で曲が使われていたのか正確に出すことは難しいのですが、放送回数点数は番組側の意図で操作することもできてしまうというイメージがお互いのファンにとって問題点となってしまっていたように感じます。
ナヨンはmelonチャートでの最高順位1位
また、韓国国内の音源チャートの最高順位を見てみると、ナヨンはmelonのリアルタイムチャートでの最高順位1位、TOP100では2位、デイリーチャートでも2位を記録しています。
また、Bugsのリアルタイムチャートでも最高順位1位を記録しています!
Kep1eは圏外
一方Kep1erはmelonではほぼ圏外、デイリーチャートでは275位でしたが、Bugsのリアルタイムチャートでは2位という記録を残しています!
ファンの間でこのチャートの結果を見て、ミュージックバンクの点数差に疑問を感じていた方も少なくなかったようです。
デジタル音源とアルバム点数は勝っているのに、ソーシャルメディア点数と放送回数点数で上まわる点数を叩き出せる仕組みがおかしいと番組の採点基準自体が問題だと考えていた人もいらっしゃいました。
音楽が評価されるのではなく、活動やその歌手自体の人気を反映させたら1位の曲を決める意味がなくなってしまうのではといった意見も見られました。
やはりこういった数字的に勝っている部分があるにも関わらずナヨンの点数が低く評価されてしまっているように見えるところにONCEが番組側に抗議したくなってしまう原因になったように思います。
Kep1erの放送回数点数の理由とは
Kep1erの放送回数点数が6000点という高得点だった理由はKBSのバラエティ番組に出演していたということが関係しているのではないかと分析しているファンの方もいらっしゃいました。
番組側が設けている基準に当てはまる番組に出演したことによって点数が与えられることは悪いことではありません。
そのためKep1erが高い放送回数点数を得ることができたことを批判するのは間違っているようにも感じます。
TWICEとKep1er両方のファンから不満の声
今回ご紹介したいくつかの争点からも分かるように、一部のファンの間ではファン同士が今回の1位の真偽性について言い争っていたようですが、ほとんどのファンは番組側に対して不信感を抱いていました。
お互いが応援しているナヨンやKep1erのミュージックビデオのコメント欄に良くない言葉や悪意のある絵文字などを投稿する一部の間違った行動によってONCEとケプリアンの仲が悪いなどと言われてしまうこともあったようで、ナヨンもKep1erも両方応援しているファンの方々にとってはとても心苦しい出来事であったと感じます。
TWICEナヨンも1位を獲得
この後、7月10日に放送されたSBS「人気歌謡」でナヨンは番組出演なしでソロデビュー初1位を獲得することができました!
この日の1位候補は、ソンミとナヨン、IVEの3グループ。ソンミはソロ歌手の中でも人気が高く、カムバック活動をする度にその存在感の大きさを示してきていました。
またIVEは長い人気を保っている「LOVE DIVE」でのノミネートとなったため、強い2グループに対してナヨンが1位を獲得することができるか確証を持つことが少し難しかったように感じていましたが、ソンミが4555点、IVEが6074点、ナヨンが6922点と2位のIVEとは848点差で見事1位に輝きました!
まとめ:TWICEナヨンがKep1erに負け1位は取れず…
いかがでしたでしょうか?
今回はナヨンとKep1erの1位問題についてご紹介していきました。この問題を読み解いていく中で、ファン同士の問題ではなく番組側や各事務所のマーケティング方法の違いなど様々な要因が絡み合って発生してしまったものだと分かっていただけたら幸いです!
ファンであれば自分の推しが1位になってほしい、1位歌手になってほしいといろんな思いがあると思いますが、自分の推しの評判を下げないためにもファンとして正しい行動をして、これからもたくさん応援していきましょう!ここまでご覧いただきありがとうございました。
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